経営についての考察(って何だよ)に興が乗ってきたのでもう一つエントリ。
以前、ソフトバンクによるvodafoneの日本の携帯事業買収を見事に予言した私ですが(笑)、
実は今、ある会社の先行きを大変危惧している。(さすがに社名はごく近い人にしか言ってません)
・業態としてはコンテンツ(情報)提供型の伝統的な産業
・ターゲットは特定業界で、その業界規模は拡大している訳ではない
この2点の要素を鑑みるに、事業構造を大きく変えないとジリ貧になるのは目に見えているが、
今のところこの会社は明確な方向性が見出せていない。
なぜ見出せていないのか。考えられる原因は以下の2つ。
・見出すための創意工夫や努力は十分やっている、という間違った自負を従業員が持っている。
→実際、創意工夫や努力は随所に見られるが、それはコンテンツの作り方に終始しており、
構造上の問題をクリアするには至っていない。
→この部分は実は根深く、この会社の門を叩いた従業員はこういう仕事がやりたくて来た人たちで、
事業構造を変えてしまうということは本末転倒(という錯覚を抱く)のである。
・新しい試みに投資する体力がない。
→これは多くの企業に言える普遍的な問題であろう。
既に現れはじめている症状としては、
・有能な若手社員の離職
・顧客満足を二の次にした営業提案
・サービスラインの縮小
考えられる再建方法は、
1.過去に制作したコンテンツ資産(これは結構優れている)の再利用
→上手に生かすことのできる外部企業と提携すること
1と書いたが2はないな。
場合によっては資産の切り売りも考えられなくはないが、会社のクローズが前提となろう。
何れにせよ、07年1月までには何か手を打たないと、07年中に危機が来るのではないか。
ところでソフトバンクの件ですが、ダメですねぇ。
番号ポータビリティが彼らに取って最悪な時期に始まった(でもそれは分かっていたはず)こともあるが、
それにしても、最もやってはならない手を打ってしまった気がする。
ソフトバンクに期待したのはYahoo!と連携した斬新さや面白さだったのに、今回の一件でそれは確実に遅れた。
マンモスコンテンツのヤフオクを真剣に活用するだけで相当強いと思うのだが。
これも縦割りの大企業病だとすれば、構造的問題というのは手ごわい。
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